2008年07月23日
『太陽光発電にまつわる政策案 その矛盾点を突く!』〜BPnet ECO JAPAN
【感想】
太陽光発電システムに関しては、2005年までは国が補助金を支給していたこともあり、日本は導入先進国でしたが、補助金が廃止されて以降は低迷、ドイツに設置数トップの座を奪われています。新エネルギー導入は低炭素社会を形成する上では不可欠です。後ずさりしていた政策を再強化する意気込み、意欲を大いに評価したいところです。
ただ、実際に設置した経験のある方や専門業者の方は「あれだけいいものなのに、普及するのにどれだけ大変か」を実感しています。簡単に「価格を半分」といっても、プロの方は信じないのではないでしょうか?
見積もり内訳を公表して、モジュール、パワーコンディショナーなどの機材、屋根工事、電気工事、粗利益の大体の目安を示しています。この記事では、業者の粗利を20%と見ています。このくらいが良心的かもしれませんが、設置条件などによっては、これよりも高くなる可能性もあります。工事費、粗利で50%近くを占めています。設置工事の「価格を半分」という表現がいかに危ういかを示しています。
電気自動車や省エネ家電のように「ただ売るだけ」の商品とは違って、「工事込み」の商品で「価格を半分」というのは、余程多額の補助金を支給しない限り無理のような気がします。環境政策を強化するとはいえ、そこまでの財政支出が可能かどうか。
消費者の立場からすれば「検討する条件が揃ってからじっくり考えても遅くないのかな?」と思います。国だけではなく、地方自治体でも補助金を支給する地域もあります。予算が「年度ごと」に編成されることを考えれば、来年度以降ということになるでしょうか?あっと驚く「サプライズ補助金」のニュースが多く流れることを期待しつつ、状況を見守りたいと思います。
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