2008年05月12日
『海は生きているか(上)(中)(下)』〜神戸新聞
【感想】
瀬戸内海では、海水温度が上昇したことによって熱帯や亜熱帯に棲む魚が頻繁に網にかかるようになっている。水温の上昇は特産の海苔の生産にも影響を及ぼしている。有害な植物プランクトンが発生、そのプランクトンを抑制するために、それをエサとする二枚貝を放流するなど、生産者は地道に努力をしている。
日本近海の海水温度上昇は、さまざまな異変を引き起こしているようです。今まで生息しなかった魚が棲みついたり、漁獲量が減少していたサカナが豊漁になったりということも。確実に身近な自然に変化が起きています。
一度変化が起きてしまった生態系を元の状態に戻すのは「息長い対策が必要」。近所の森林が「里山を再生しよう」という取り組みで復活したように、海も「里海」と称して身近なものとして再生させようという動きがあるようです。
生態系は、それぞれの地域によって異なります。常に観察をして、異変を敏感にキャッチして、元の健全な状態に戻そうという動きがあることは大変いいことだと思います。そういった役割の方々は、今後、環境の番人ということで重要になってくるのではないでしょうか?
基本は「身のまわりの生活、身のまわりの自然」を考えることだと思います。南極や北極の現状、世界各国の環境ニュースをチェックすることも、最終的には、人類の生命を維持すること、ひいては自分の生命や健康を維持するための行動です。「自分だけは関係ない」というわけにはいきません。
身近な自然から、地球全体を考える。そのきっかけを作るという意味では、非常にいい社説だなと思いました。
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