2008年08月26日
『CO2からメタノール 三井化学が実験設備』〜共同通信
化学メーカーの三井化学は、工場から排出されるCO2から、樹脂などの原料であるメタノールを生産する実験設備を、同社大阪工場に建設する。CO2を原料にしたプラスチック製造は世界初。CO2を大幅に削減する方法として期待が寄せられている。2010年3月からの商業生産を目指す。
【感想】
世界的に見て、採掘可能な原油が減少、枯渇する方向へ向かっています。樹脂メーカーなどでは、代替となる原料の生産技術の開発が盛んに行われているようです。今回のニュースは、今もっとも「悪者」となっているCO2を使って樹脂の原料となるメタノールを生産する点が「すばらしい」ということで大きく取り上げられています。タイムリーヒット、もしかすると逆転ホームランぐらいの価値があるかもしれません。
大多数の人は、化学といえば、元素記号と簡単な化合物の生成の知識しかないのではないでしょうか?理屈っぽくて面白そうですが、さすがに有機化学や高分子化学の世界までいくと難しいですし、研究開発レベルとなれば、さらにその上。素人には皆目見当がつきませんが、画期的な技術開発になりそうです。実用化したら国内のみならず、海外からもオファーが殺到しそう。相当儲かるのではないでしょうか。
昨日は、北極圏の凍土に膨大な量の炭素が埋まっており、氷が溶けたらさらに温暖化が加速するだろうというニュースが流れ、意気消沈していましたが、「やっぱり人間は(この地球温暖化のピンチを)なんとか克服するのでは?」と明るい希望が見えてきたような気がします。現段階では「バイオマスプラスチック」がエコの象徴ですが、近い将来には「CO2プラスチック」が世に出回るかもしれません。
実用化すれば、カーボンオフセットよりもさらに進んだ「炭素固定型商品」として普及しそうです。CO2削減も急速に進展するでしょう。化学のチカラは素晴らしいです。これからも素材業界の開発力に注目していく必要がありそうです。
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