2008年08月23日
『日本国土に蔓延するアライグマ』〜BPnet ECO JAPAN
『アライグマ生息域拡大 全道7割超の市町村に 駆除強化も効かず』〜北海道新聞
アライグマによる農作物や住環境への被害が全国各地で広がっている。見た目とは違い、気性は荒く、凶暴なため、ペットとして飼育されていたものを手放す人が多く野生化。当初は都市部を中心に生息していたが、繁殖力が旺盛ということで、一気に生息範囲を広げている。昆虫やカニを食べるほか、タヌキ、キツネ、アナグマなどを駆逐することから、日本の生態系への影響が危惧されている。
【感想】
日本固有の生態系を壊すおそれがあるということで、2005年に外来生物法の特定外来生物に指定され、原則飼育禁止、駆除の対象になっているそうです。北海道では、スイートコーンやメロン、スイカなどの農作物を食べられる被害が多発、大きな問題に発展しているようです。福井県でもスイカに被害が出ているようです。専門家は「早めに手を打たないと手遅れになる」と警告しています。
アライグマといえば、約20年前に放映されていたアニメの影響もあり、わりと日本人にも馴染みがある動物だと思います。いいイメージを持っている人が多いと思いますが、こいつがなかなかの曲者とのことです。東京の繁華街でも生息が確認されていて、ごみを荒らしているようですし、地方では農作物に被害を与えています。湖のブラックバスやブルーギルのような存在です。放置しておけば、生態系のバランスを壊しかねない「悪者」のようです。
「かわいいから」と安易に輸入、飼育、「手に負えないから」と手放したペット業者や飼い主らに責任がありますが、その議論をしている間にも、どんどん繁殖していくことを考えれば、本腰を入れて駆除することを考えるほうが先決だと思います。最近、国立公園内でシカが増え、希少な植物を食べる被害が発生、駆除の対象になっているというニュースがあります。「環境保護=動物保護」ではなく、「環境保護=健全な生態系を維持すること、生態系保全」が正しい考え方のように思います。適切な対応を常に要求されています。なんでも護ればいいというものでもないようです。
10〜20年前は、さまざまな分野でグローバル化、国際化がもてはやされましたが、経済にしても、環境にしても「いい面ばかりではなく、むしろ悪影響もあったな」と感じます。配慮を欠いた安易な輸入、持ち込みが引き起こした問題です。固有の生態系を保全することを第一に考えれば、外来動植物の輸入に厳しく規制をかける必要がありそうです。
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