2008年07月06日
『カワセミ 「端役」の哀しい現実』〜msn産経ニュース
【感想】
ある政党のポスターにホッキョクグマが登場、環境サミットという晴れ舞台で活躍する「主演俳優」のように扱われているが、もっと身近な自然保護が大事だという記事。一見、「環境問題」「ホッキョクグマ」というキーワードが登場するので環境分野の話のように思いますが、極めて文系的な「政治」と「メディア」の問題のように思います。
広告などで、赤ちゃんや動物を登場させると、注目度がアップするという手法がありますが、今回のホッキョクグマもそれに近いでしょうか。しかも、絶滅の危機だとなれば、いやがおうにも惹きつけられます。巧妙なメディア戦略といえそうです。
ある著名な科学者が「環境問題に関して、マスコミの突っ込んだ議論が不足している」という風な指摘をした文章を拝見しましたが、日本のマスコミ、とくに新聞は「政治」「経済」がスタートの会社が多いです。あくまでも政治経済が主流です。現在、環境関連ニュースへの対応力に差がつき始めている段階です。議論をするレベルに達していないのが実情ではないでしょうか?
環境関連記事に関しては、全国紙は一定以上のレベルにあると思いますが、一部の地方紙などは、まだまだ発展途上という感じは否めません。いきなり理科系博士課程レベルの議論を展開したとしても、読者もついていけないでしょう。にわかにエコがクローズアップされていますが、「環境」と「メディア」のあり方はまだまだ始まったばかりです。
事実を正確に伝えることはもちろんですが、偏りのない、判りやすい「まったく新しい環境メディア」が必要になってくるように思います。社会学と環境学をうまくミックスさせて、有効な環境マスコミを形成するのも重要になってくるのではないでしょうか?
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